あなたは、こういう経験していませんか?
何かにトライして、結果的に失敗した。
その失敗を悔やんで・・・
「だから、あの時にこっちの方が正解だと言っていただろ・・・」
と心の中で自問自答している。
そこで、なぜ・・「あの時にこっちの方が正解だ」と感じたのか?
これが、直感が導いた答えなのです。
つまり、直感が働いて答えを出しているのに、理性を優先してしまうということですね。
と言っても、必ず直感が正解するとは言えませんが・・・
ただ、私たちは、理性が働く方を正解だと思い込んでしまうのですね。
そこで、理性とは、物事の道理を考えることなので、道理に従っていれば間違い無いと思うのです。
道理とは道すじですが、新たに知ったことや、今まで経験したことが自分の道理 = 理性として蓄積されるのです。
ということですが、これは、理性が間違っていたということですね。
そして、失敗するという結果になったということですが、それよりも、直感を信じて判断することの方が失敗の確率が減るように思います。
そこで、今回は、直感は理性よりも適確に判断するというテーマで進めてゆきますね。
直感ってなんなの?
まず、直感について思い浮かべるのは・・・
第六感ですね。
私たちは、5感・・・つまり、1)視覚、2)聴覚、3)触覚、4)味覚、5)嗅覚
この5つの感覚で物事を判断しています。
そこで、5感以外の感知能力が第六感なのです。
この第六感の代表格といえば・・・
「虫の知らせ」ですね。
虫の知らせは不吉なことを知らせてくれる
まず、虫の知らせと言えば・・・
「昔の友人の夢を見たので、気になって連絡すると昨日亡くなっていた」
こういうあまり良くないことを知らせてくれるのが「虫の知らせ」です。
私が経験したことですが・・・
自宅の自室でブログ記事を書いたいたとき、固定電話が鳴りだしたのです。
私は妻が電話を取ると思っていましたが、一向に電話が鳴り止まないので、リビングに駆け寄ったとき、妻はびっくりしたように、「何かあったの?」
と聞いてきたのです・・・
私は、「電話が鳴り止まないので・・・」
と言うと・・・
妻は「電話なんて鳴っていないよ」
と応える・・・
「え〜、鳴っているじゃないか!」
と言いながら私は電話の受話器を取ろうとすると、突然、電話は鳴り止んだのです。
私は・・・「そうか、私の幻聴なのかな?」
と思って部屋に戻ろうとした時・・・
突然、また、電話が鳴り出したのです。
そして、受話器をとってみると、友人が亡くなったという知らせだったのです。
そこで、ハッと思ったのは昨日の夢です。
それは、先程の亡くなった友人の夢を見たことを思い出したからです。
その夢の記憶をたどってみると、病院のベットで鼻に緑色の呼吸器(チューブ)を付けていた友人が何か私に囁いていたのですが、私は何を言っているのか?
分からないで困っている夢でした。
これって、虫の知らせだと思ったのですが、残念なことに夢は忘れてしまうのですね・・・
そして、電話ですが、私しか聴こえない電話の音で知らせてくれたと思っています。
亡くなった友人は、夢で知らせて、電話の音でも知らせてくれたのですが、残念ですが、私は分からなかったのです。
このように、虫の知らせを実際に体験しましたが、今まで見たものや経験したことだけで、物事を判断する・・・つまり、理性に頼り切っていると先程のように失敗することがあるということです。
なので、私は直感を重要視して物事の判断をしています。
それによって、今まで感じなかった、虫の知らせを感じることが出来るのです。
予感したり、胸騒ぎを感じるのは直感が働きだした証拠
第六感は「予感する」とか、「胸騒ぎを感じる」・・・
など、自分が意識していない時に突然思い浮かぶものです。
例えばこういう感じ方をします。
1)何となく電話が掛かってくるかも知れないと思う
2)理由は分からない、でも何か間違っていると感じる
そして・・
3)この人と話していると、何となく嘘だと感じてしまう
4)笑顔の写真を見ていると本当に笑っているのか、それとも作り笑いなのかが分かる
こういうことが直感ですが、直感は私たちのどこから来るものでしょうか?
直感は暗黙の学習
直感は暗黙の学習だと言われています。
そこで、暗黙の学習ですが、私たちは仕事をしたり、人と会ったりする時は多くの情報を得ています。
例えば、知らない人と会話をしますよね。
その知らない人の言葉や表情などを自分の経験に照らし合わせて、その人を判断しています。
つまり、「この人はこういう人なんだ・・・」とね。
でも、その印象を受けることの多くは、その人が発する言葉とちょっとした表情だけなのです。
それだけでは、その人のことは分からない部分が多くありますよね。
ここまでが、理性で感じていることです。
ところが、実は、自分にはその人が発信している多くの情報を得ているのです。
これって、どういうこと?
と思いませんか。
それは、言葉や表情だけの情報は顕在意識に入りますが、それ以外の情報は潜在意識に蓄積されるのです。
つまり、潜在意識 = 無意識の中に多くの情報を得ているということです。
そこで、直感が働くということですが、例えば、何か相談相手を探すとすると、ある人がひらめいて来ることがあります。
「そう言えば、この前、会ったあの人に相談してみよう」と感じるのです。
このひらめきは、実際、言葉を交わしただけではなく、無意識の分野で、その人が相談相手として適していると潜在意識が知らせてくれたということです。
これが、直感・・・つまり、ひらめきによって、答えを出してくれたのです。
でも、自分がなぜ、そう感じたかはまったく分からないですね。
このように、直感は暗黙の学習によって、潜在意識に刻み込まれて、それを、顕在化させ「ひらめき」という形で知らせてくれるのです。
そこで、直感を調べていくと、ある動画に出くわしました。
それは、下記です。
Should You Trust Your Gut Instinct?
この動画ですが、日本語翻訳にして、再生速度を0.5ぐらい遅く再生すると理解しやすくなります。
直感力はあなたが経験した内容量から引き出される
まず、直感は何もないものから思い浮かぶものではありません。
先程述べたように、潜在意識に蓄積されたものから引き出されるものです。
ということですが、今まで努力したことや経験したことが少ないと直感力は弱いということですね。
よく、直感力が無いとか、「そんな予想など考えもしなかった」とつぶやく人がいらっしゃいますが、これは、多くのことを経験して成功したり、失敗することを体験していれば経験値が上がる・・・つまり、直感力が鍛えられるということです。
それは、何でも、失敗を恐れずに経験することが今後の困難を解決させてくれる種子のようなものになるのですね。
そして、その経験という引き出しを多く持つことですが、その引き出しから素早く取り出して活かすことが出来れば、直感力が優れているということになります。
虫の知らせは集合的無意識から来た
先程、私の「虫の知らせ」という体験を紹介しましたが、直感の部類に入るとしたら、潜在意識から引き出されたものだと思いますよね。
でも、虫の知らせは、経験などから引き出される潜在意識では無いように思います。
何十年も会っていない友人のことを、ある日突然に知らされるなんて、潜在意識から直感を働かせた結果だとは、まず、考えられないからです。
そこで、潜在意識の深い層に集合的無意識という原始意識が存在していることを知ったのです。
この、集合的無意識は、ユングが提唱した分析心理学で私たちの無意識は全人類に繋がっていると言うことです。
これを言うと、何か嘘みたいだと思いませんか?
私たちの無意識の状態で全人類に繋がっている。
ということは、私が何かアイデアを考えだしたとします。
そのアイデアは全然しらない人に無意識上で伝えられ、同じことを考えたりすることです。
つまり、意識が伝わる・・・しかも、まったく知らない人へ・・・
「こんなの、まゆつばでしょう。」
と思われますよね。
でも、このことを「シンクロニシティ」・・・意味のある偶然の一致と呼ばれています。
そこで、今まで不思議だと思われたことは、集合的無意識によるシンクロニシティと考えると、つじつまが合ってしまうのですね。
私の場合の虫の知らせは、友人の願いが集合的無意識のシンクロ二シティによって伝わる・・・つまり、私の夢に登場したり、電話で知らせたりしたのだと思います。
そこで、集合的無意識に関しての不可解なことを紹介しますね。
龍は世界中に存在している
昔から空想的な動物と言えば・・・龍ですね。
その龍ですが、世界中に存在しています。
日本では龍とか、ヤマタノオロチと言っていますが、中国の龍や古代メソポタミのアシュメール神話に登場する「ティアマト」、そして、欧米にもドラゴンが存在します。
これらは、随分昔なので、国と国との交流など無かった時代です。
なのに、各国、同じような形をした空想の生き物・・・龍が存在しています。
これって、どういうことなのか?
理解に苦しみますよね。
これも、ユングは集合的無意識によるシンクロニシティだと提唱しています。
例えば、どこかの国の人が龍を想像したとします。
その龍の存在が噂で広まって行き、多くの人が龍を恐れたり、信仰したりすると、強い集団的無意識が働いて、交流など無い他の国の人々にテレパシーのように伝わるということです。
これが、ユングのシンクロニシティです。
そして、もう一つ・・・
それは、100匹目の猿現象です。
100匹目の猿現象
100匹目の猿現象はご存知ですか?
下記、ウキペディアを見ていただくと分かりますが、宮崎県串間市の幸島に棲息するニホンザルが芋を海の水で洗って食べることを覚え、それが、他の猿にも広がり、なんと、100匹に達したとのことです。
そして、幸島より250km以上離れている大分県高崎山の猿にも幸島の猿と同じ芋を洗って食べる行動を示したということです。
これって、幸島の猿の行動を集合的無意識によるシンクロニシティで伝わったと考えられられています。
ウィキペディア
まとめ
今回は、直感について紹介しました。
それは、心の底にある無意識の分野が「虫の知らせ」や「ひらめき」、そして、人を見る目など感覚的なイメージを受けることが判断する決め手になるということです。
これらは、潜在意識や集合的無意識の働きによるものです。
特に、潜在意識は催眠術、暗示、そして、洗脳にも深く関係しているので、使い方によって危険が生じます。
カルト教団は潜在意識を操作して洗脳します。
そして、人をコントロールしますが、そうならないように直感を信じて強い意志を持てば危険を避けることが出来るのです。
潜在意識は無意識なので、信じがたいと思いますが、少なくとも強く願う習慣を持つことを続けていれば、願いは必ず実現出来るのです。
これは、そのような方向へ向かう意識が働いて引き寄せが始まるからです。
ただし、本気で願い、直感を感じたらすぐに行動することが条件になります。
でないと、今までどおりの考え方だと、そのまま変化が無いということです。
今日の記事に関連した内容記事は下記です。
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