今回はYou Tubeの紹介です。
そこで、紹介するのは、トゥーツシールマンス(Toots Thielemans)というハーモニカ奏者です。
ジャズが好きな人はトゥーツはご存知だと思いますが、ハーモニカでジャズを演奏しているんですね。
と言っても、残念ですが、今は故人です・・・
ハーモニカと言えば、年配の方だったら、小学校の音楽教育で吹いた経験があると思います。
でも、今は鍵盤ハーモニカ(ピアニカ)が教育用として使われているようですね。
それで、トゥーツシールマンスですが、多くのミュージシャンと共演しています。
ビル・エヴァンス、クインシージョーンズ、そして、チャーリーパーカーのメンバーとして活躍していたんですね。
もちろん、日本のCMや映画の挿入曲などでトゥーツシールマンスのハーモニカプレイを聴くことが出来ます。
よって、曲を聴けばきっと知っている人は多いと思います。
ということで、今回は、トゥーツシールマンスの素晴らしい演奏を紹介しますね。
ペギーリーとトゥーツシールマンス
Toots Thielemans & Peggy Lee - Makin' Whoopee!
ペギー・リーが「Makin' Whoopee!」という曲をリリースしたのが1967年なので、おそらく、このステージもその頃だと推測出来ますね。
トゥーツ・シールマンスは茶目っ気に拍車が掛かってブルージーな奔放なプレーを見せてくれます。
これは、まるで、コントを見ているようです。
エリスレジーナとトゥーツシールマンス/ウェーブ
Elis Regina com Toots Thielemans (1969)
ブラジルの歌手、エリス・レジーナとトゥーツの共演。
このステージはブラジルサウンドで、曲は、アントニオ・カルロス・ジョビンが作ったボサノヴァ曲「ウェーブ」(wave)です。
このステージは1969年とクレジットされているので、トゥーツの年齢は47歳のときのプレーですね。
相変わらず、茶目っ気なキャラが楽しませてくれます。
エリスレジーナとトゥーツシールマンス/ブルーゼット
Toots Thielemans & Elis Regina, 'Bluesette'
この曲もエリス・レジーナとトゥーツが演っています。
ブルーゼットという曲は 'Bluesette'と書きますが意味は「小さなブルース」という意味だそうです。
そして、この曲はトゥーツのオリジナル曲なんですね。
ということですが、この曲はトゥーツのハーモニカではなく、ギターです。
というよりも、ギターと口笛の演奏なんです。
ギターのフレーズをユニゾンで口笛演奏しているんですが、ブルースと言うよりも、スタンダードジャズですね。
私は、ギターよりも、口笛の方が歌っているように感じます。
トゥーツ・シールマンス
まず、トゥーツ・シールマンスという人ですが、ベルギー人です。
そして、1922年生まれで2016年に亡くなっています。
ということは、94歳で亡くなったということですが、音楽活動を停止したのは、2014年3月なので、92歳までステージに立っていたということです。
これって、凄いと思いませんか。
そう言えば、車椅子に座って演奏しているトゥーツのYou Tubeがアップされています。
これを観ると、トゥーツは本当に音楽が好きだったのですね。
そして、ウィキペディアで調べてみると、トゥーツは、高倉健さん主演の「夜叉」やセサミストリートのテーマ曲、映画、真夜中のカーボーイのテーマソングなどを演奏しています。
ただ、サウンドトラック版はトゥーツではなく、トミー・ライリーというカナダのハーモニカ奏者の演奏だそうです。
これは、音を聴けば分かります。
それは、ビブラートのかけ方です。
トゥーツはハンドビブラートを使わないので、「何かトゥーツらしくないプレーだな」と思っていたのですが、やっぱり、トゥーツではなく、トミー・ライリーが演っていたということです。
それから、以前、「クロマチックハーモニカ買ったぞ!」という記事を書きましたが、トゥーツの影響なんですね。
クロマチックハーモニカは、そう簡単にマスター出来る楽器ではありませんが、音に惚れて買ってしまいました。
もちろん、今も練習していますが、以前のブログで書いたように「じゃじゃ馬」ですね。
まとめ
今回はトゥーツ・シールマンスのハーモニカ演奏のおすすめを3つ紹介しました。
トゥーツの演奏はYou Tubeで検索すると、多くヒットするので興味のある方はご覧くださいね。
そして、今日、紹介した3つはちょっとレアな動画ですが、ケニーGやスティービー・ワンダー、スティング、パット・メセニー、クインシー・ジョーンズなどと共演しているYou Tubeはおすすめですね。
クロマチックハーモニカに興味がある方は、トゥーツの他にスティービー・ワンダー・・・
そして、アントニオ・セラーノ(Antonio Serrano)もご機嫌なサウンドを聴かせてくれますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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