星みるみち

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「サバを読む」と言われていますが語源はどこから?

奉行と魚商人の会話風景

今年も今日でおしまいですね。

来年になれば、また、1つ歳をとることになります。

 

そこで、年齢を誤魔化す人って普通にいらっしゃると思います。

特に女性は、年齢を聞かれると、はっきりと言わない・・・つまり、サバを読んでしまうことが・・・

 

そう・・・「サバを読む」ってどういうことなのかな?

と、ふと、思ったので、調べてみました。



サバを読むとは、「サバを数えたか?」という意味

遠山の金さんにサバを読む場面



サバを読む=サバを数えたか?という意味だそうです。

これは、江戸時代の徳川幕府から伝わった説です。

 

そのころ、お魚の鯖は庶民はもちろん、武家屋敷へも商人を通じて取引していたようです。

 

そして、注文どおりに、武家屋敷へ鯖を納めていましたが、ある日、武家屋敷のお侍さんが・・・

 

「おまえ、鯖は読んだか?」と聞かれて・・・

魚商人は、おどおどしたことから、

 

鯖を読む=数を誤魔化す

 

という意味合いになったということです。

 

鯖は日持ちがしないので、目分量で取引をしていた

 

鯖1匹を氷詰め

ご存知のとおり、鯖は日持ちがしないお魚です。

なので、鯖を釣り上げると、すぐにでも売ってしまわないと腐ってしまいます。

 

特に夏場は腐りやすくなります。

 

そのため、1匹1匹、数えて売ることは、あまり行わなかったようです。

 

もちろん、数で注文をもらっていましたが、魚商人は、腐ると困るので、いい加減な目分量で決めていたようですね。

 

そのため、武家屋敷の家来など、人数分の鯖を揃える必要があったのですが、数によるトラブルがたびたび引き起こしていたようです。

 

つまり、注文した鯖の数よりも少ないと、すぐにバレてしまって魚商人にクレームがくるということですね。

 

そこから、サバを読む=数を誤魔化すということになったということだそうです。

 

鯖はなぜ、腐りやすいのか?

腐った鯖と鼻をつまむ女性


 

私は、なぜ、鯖だけ腐りやすいのか?

疑問に思ったのですが、鯖は、他の魚よりも消化酵素が多く含まれているからだそうです。

 

そして、鯖の消化酵素ですが、筋肉部分に多く含まれていて、鯖が死んだとき、酵素だけは生き続けているのです。

 

その結果、死んだ鯖は酵素を使うことができなくなり、タンパク質を分解し始めて腐敗してゆくとということです。

 

そこで、出来るだけ腐らないようにするには、酢と塩でしめ鯖にします。

これによってタンパク質の分解を抑えることが可能になります。

 

そして、もう一つ、鯖には、アニサキスという寄生虫が存在します。

この寄生虫のアニサキスが原因で食中毒になることがあります。

 

もちろん、しめ鯖にしていても、食中毒を防ぐことはできません。

 

そして、さらに、アニサキスはアレルギーを引き起こすことがあるそうです。

また、鯖には、ヒスチジンが含まれているので、ヒスタミンを生成する働きします。

 

ヒスタミンが過剰になると、じんましんなど、鯖アレルギーを引き起こすことも・・・

ということで、今日はサバを読むということから鯖に関してのプチ情報を紹介しました。

 

それでは、良いお年を・・