あの原発事故から8年になろうとしていますね。
そして、今回、私は所要があったので、常磐自動車道を走って石巻市まで行きました。
ルートは常磐自動車道をメインに使います。
常磐自動車道は、埼玉県三郷市の三郷JCから宮城県の亘理ICまでで、仙台東部道路、そして、三陸道、仙台松島道が直結しています。
よって、高速道路を降りること無く石巻市まで行くことが出来るのです。
そこで、私が気になっていたのは、2011年3月11日の福島第一原発の事故から8年経って、どう変化したのか?
ということです。
もちろん、放射能はそう簡単に消えることはありません。
なので、変わることは無いと思います。
そして、JRの常磐線はまだ、復旧途中で、今年2020年の3月までに全線復旧完了予定だということです。
これを考えると、原発の爪痕は強く残っていて、とても恐ろしいとしか言いようが無いと思います。
出来れば原発を推進してほしくないですね。
そして、まず、常磐自動車道を千葉方面から走って、湯ノ岳PAで休憩したのですが、ここで放射能に関するリアルデータを発見したのです。
湯ノ岳パーキングエリアの放射能情報
湯ノ岳PAに別の小さな建物があったので、ここはなんだろう?
と思ってガラス越しにのぞいて見ると、大きなディスプレーが1つ表示していました。
これが、この先、北へ向かうにあたっての放射能を示すデータですね。
これを見てみると、常磐富岡から北へ浪江ICまで、線量数値が増えています。
湯ノ岳PAは、いわきジャンクションの手前のパーキングエリアで、左方面へは郡山に通じる磐越道と、そのまま直進する常磐道に分かれています。
そして、常磐道方面に進むと9箇所の線量計が道路上に設置されているようです。
広野IC〜南相馬ICまでですね。
この線量計が高速道路上に設置されているということは、線量を意識する必要性があるということです。
そして、上記画像では、③ 218.5km先の常磐富岡辺あたりでは、1.3マイクロシーベルトで・・
さらに北へ進み、⑤ 浪江町の手前あたりで2.7マイクロシーベルトという数値になっています。
これって、福島原発に近づくので、当然、線量は増えると言うことですが・・・
この数値はどうなの?
私たちの健康の被害はあるの?
少し疑問だったので、今回のブログ記事にしたのですが・・・
結論から言うと、「まあまあ、心配無いだろう」というあいまいな答えです。
高速道路で放射線量を示すパネルを発見!
常磐道では、放射線量を示すデータ掲示板が設置されていまが、小野田下原町付近で0.6μSV/hになっていました。
小野田下原町付近は浪江ICの2〜3km手前なので、地図では⑥だと思います。
そして、福島原発までは、約32kmぐらいです。
そこで、先程述べたように、線量計のデータは安全なのか?または、危険なのか?
ということを調べてみました。
放射能の危険度は線量と浴びる時間で決まる
放射能の危険度ですが、線量(濃度)と浴びる時間で決まるそうです。
つまり、高い線量があってもほんの数秒だったら、あまり健康の被害は無いと言うことです。
ということは、低い線量でも何年も暮らしていると、その暮らしていた長さに応じて蓄積されるようなイメージですね。
そこで、小野田下原町付近では、0.6μSV/hと出ていました。
これは、1時間あたりで0.6マイクロシーベルトの線量があるということです。
ということは、24時間この付近にいると、0.6μSV☓24時間=14.4μSV/h、人体に放射能を受けるということですね。
さらに、1年間だったら、14.4μSV☓365日=5256μSV/hです。
この、5256μSVμ/hはどうなの?
ということですね。
そこで、シーベルトの単位ですが・・・
1000マイクロシーベルトは1ミリシーベルト
1シーベルトは、1000ミリシーベルト
ミリは1000分の1
マイクロは100万分の1(ミリの1000分の1)
だそうです。
これで計算すると・・・
5256 μSv/年 = 5.256 mSv/年
になります。
1年間の被曝量は5.256ミリシーベルトです。
そこで、この数値は安全なの?
それとも、危険?
ということですが、一般的には1年間で1ミリシーベルトと言われています。
ということは、危険な範囲に入りますよね。
でも、私たち、普通に生活していても、自然界からの放射能を年間2.4ミリシーベルトほど受けていると言われています。
また、レントゲン検査を受けるとその分、放射能を受けます。
だったら、さらにシーベルト量は増えます。
でも、仮説もあり、私たちは50ミリシーベルト以下だったら、健康に全く問題ないという意見もあるそうです。
ということですが、本当はどっちなの?
分からないままです。
専門家が大丈夫と言えば、大丈夫だと安心しますが、果たして信用出来るのか?
疑問が残ったままです。