いつも使っていたメガネですが、ある日突然、メガネの真ん中から折れてしまいました。
「あじゃ〜〜」
「また、メガネの真ん中から折れてしまった・・・」
というのは、以前も、同じようにメガネフレームの真ん中から折れたので、フレーム交換をした記憶があります。
なのに、今回で3度目のセンター破損だということです。
そこで、購入したメガネショップにフレーム交換の問い合わせをしたのですが、もう、このモデルのフレームは廃盤になったとのこと・・・
つまり、修復不可能だということですね。
仕方ないので新しいメガネを購入することにしたのですが、検眼に出向いて注文しても出来上がってくるのは10日間ぐらい掛かってしまいます。
その10日間はメガネ無しということになります。
そこで、クリックリーダー(Click Readers)というメガネのことを思い出したのです。
クリックリーダーはメガネの真ん中にマグネットが埋め込まれていて、そこから分かれるタイプのメガネです。
よって、このクリックリーダーと同じように加工すれば使えるかも・・・
ということで、今回は、クリックリーダーメガネを自作するというテーマで進めていきたいと思います。
クリックリーダーはネックレスタイプ
私はメガネをかける時は、細かい作業をする時やPCで記事を書くときぐらいなので、常時、メガネを必要とはしません。
でも、メガネケースを持ち歩くことは面倒なんですね。
どこかへ置き忘れたり・・・
また、必要な時に素早くメガネをかけることが出来ないので不便です。
そこで、常に首にメガネチェーンを付けてぶら下げているのですが、食事の時や何か作業している時など、メガネが、ものにあたったりしてメガネを傷つけたりするリスクがありました。
ということで、センターマグネットのクリックリーダー化にすれば、ネックレス程度のチェーンの長さなので、ものにあたつことはありません。
ここが、クリックリーダーの最大のメリットだと思います。
そして、なぜ、メガネがフレームのセンターから折れるのか?
これを考えると、メガネを外すときにメガネの両端のつるを引っ張って外しています。これが、メガネフレームのセンター部分に負担を掛けていたように思います。
では、どのようにしてクリックリーダー化したのかを紹介しますね。
マグネットを埋め込む
真二つに折れたメガネですが、折れた部分に直径4mm☓長さ3mmの円柱マグネットを埋め込みます。
そこで、Amazonで探してみると、1000円ぐらいで売っていましたね。
でも、100個入なので、そんなに多くは必要ないと思っていたところ、私の机の上で見つけたのです。
それは、フォトスタンドです。
その、フォトスタンドは写真を分厚いアクリル板で挟むタイプのもので、小さなマグネットが4つ埋め込まれているんです。
「コレ、使えるじゃん!・・」
ということで、早速、マグネットを取り出すことにしました。
フォトスタンドからマグネットを取り出す
マグネットの取り出しは万力でアクリル板を固定して、PICUS製のフリーウェイコッピングソーを使いました。
フリーウェイコッピングソーは糸鋸ですが、刃が360度付いているので、上下、左右、円曲線など、どの方向でも自由自在にカット出来る優れものです。
このように、フリーウェイコッピングソーで分厚いアクリル板から4mmのマグネットを2個とりだします。
このような感じでマグネットを取り出しました。
マグネットはプラスとマイナスがペアーなので、2枚のアクリル板を切ります。
そして、次は取り出したマグネットをメガネに埋め込む作業ですね。
これは、慎重にやらなければ・・・
ミニルーターで慎重に穴を開ける
慎重になるのは、メガネをミニルーターで穴を開ける作業ですね。
先端ビットは小さなビットを選んで、ある程度掘ると、今度はビットを変えて掘った枠を広げてゆきます。
深さは3mmを少し深く掘りますが、マグネットが底に当たることを考えて慎重に掘ってゆきます。
そして、マグネットを埋めますが、少し硬いくらいで強く押し込んでぴったりな穴を空けます。
穴が完成すると、次は瞬間接着剤を穴に入れて一気にマグネットを押し込みます。
この作業を左右、2つやれば完成です。
そして、メガネのツルの先端にシリコンチューブを適当にカットして差し込みます。
シリコンチューブは以前の記事、「シリコンゴム(素材)を染める」をご覧くださいね。
シリコンチューブを使っているので、メガネケースにも入ります。
ちなみに、クリックリーダーはフレーム一体型なので、メガネケースには入らないですね。
先端ビットとミニルーター
先端ビットは穴の径に合ったものを選びます。
私が愛用しているのはブラックアンドデッカー社のロータリーツールです。
フレキシブルシャフトに接続出来るのでペンで書くような感覚で細かな作業が楽に出来ます。
まとめ
今回は自作ということで、破損したメガネをクリックリーダー化して復活させることが出来ました。
そこで、マグネットを容易に見つけることが出来たので、比較的簡単に出来ましたね。
そして、メガネフレームに穴を開ける作業ですが、これも、やってみると思ったよりうまく出来ました。
今も、実際にメガネを使っていますが、想像以上に安定しております。
考えてみるとメガネをマグネットだけでつなげているなんて、そんなのずれないのか?
と思われるかも知れませんが、全然、問題ありません。
また、マグネットの吸着力が強いので、外して首に降ろしただけでカチッと音を立ててジョイントします。
これは、使ってみないと分からないと思いますが、私は重宝しております。
ということで、今回は壊れたメガネを修復する内容を紹介しました。
今回、私が使用したツールは下記です。
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