iPadのモバイルバッテリーを購入しました。
というのは、出先で記事を書いたりしているとバッテリー切れになったりして・・・
これが大変だからです。
そこで、iPadなので、モバイルバッテリーは、iPhoneよりも容量が大きいものでなければダメなような気がしますよね。
そして、重量や大きさなども考えなきゃならない・・・
では、「どこのメーカーの何というバッテリーを買ったの?」
ということですが、私が買ったのはAnker PowerCore II 10000 です。
では、なぜ、Ankerなの?
容量は?
使ってみての感想は?
・・など知りたいことがあると思います。
でないと、無駄な買い物になってしまいますよね。
つまり、購入前に押さえておかなければならないことがあります。
ということで、今回は「iPadのモバイルバッテリーはAnkerがおすすめ、失敗しないために!」というテーマで進めて行きたいと思います。
- ノーブランドは信用できない
- ノーブランド品か、メーカー品かを調べる
- iPadの容量と同じ容量以上のモバイルバッテリーを買う
- モバイルバッテリーの入力と出力
- Anker PowerCore II 10000を選んだ4つの理由
- まとめ
ノーブランドは信用できない
Amazonや楽天市場で「iPad モバイルバッテリー」で検索すると、多くの商品がヒットします。
これらを見ると、こんな機能が付いていて、こんな値段で買えるの!
と少し驚いてしまいますが、どうなんでしょう?
ある、メーカーのモバイルバッテリーでは、24000mAhの容量があり、本体に太陽光パネルが付いていて、しかも、2台同時充電出来る....
さらに、暗いところを照らすLEDライトが2つ付いている
それでいて、3000円を切ったお値段。
「え〜〜これ!いいじゃん!買おう!」
ということに・・・
でも、ちょっと待って下さい!
Amazonでの説明どおりの商品だったら、断然買ってもいいと思います。
でも、本当に説明どおりなのか?
そこで、まず、調べなければならないことをお教えしましょう。
カスタマーレビュー(口コミ)を見て判断する
Amazonでは、カスタマーレビューを見ることが出来ます。
つまり、買った人の口コミですね。
それで、「この商品がいい」と思ったら、まず、カスタマーレビューを見ることです。
でも、カスタマーレビューを見てみると、いいことばかり書かれていたからと言って信用するのはどうかと思います。
というのは、ヤラセレビューがあるからです。
ヤラセ・・・つまり、誰かに依頼して良い評価コメントを書いてもらう・・・
これを見た人は安心して購入する。
ところが、粗悪品だったということですね。
ヤラセレビューで結構、怒っているブログを見つけたので参考にして頂ければと思います。
私が見つけた良くない口コミ・・
ある、モバイルバッテリーですが、評価が低い口コミを紹介します。
24000mAhと表示されているものを購入しましたが、中は8000mAhと印字されたバッテリーが2個しかありませんでした。
また、バッテリーと外装部分は約1mm厚で幅が1cm程の両面テープで真ん中の部分が固定され、バッテリー同士は約0.1mm厚の両面テープで固定されていました。
このカスタマレビューは画像入で表示されていました。
そう言えば、以前、モバイルバッテリーが発火した事故がありましたが、複数のバッテリーを両面テープで貼ってケースに入っていることを想像すると怖いですね。
では、どうすれば粗悪品ではなく間違いの無い商品を選ぶことができるのか?
ということになりますが、名の知れたメーカー品を買うことをおすすめします。
では、まず、メーカーを調べることから始めましょう。
ノーブランド品か、メーカー品かを調べる
あなたが、気に入ったモバイルバッテリーはメーカー品なのか?
それとも、ノーブランドなのか?
まず、これを知ることをおすすめします。
そこで、メーカー品とは、メーカーが作っている商品のことをいいます。
もちろん、下請け会社を使って商品を組み立てているなども含みますが、メーカー品なのか、ノーブランドなのかは、ブランド名で検索すれば簡単に分かります。
例えば、「Anker」を検索すると、トップページに「Anker(アンカー)公式オンラインストア」が表示されます。
ところが、Amazonなどの安い商品のブランド名を検索すると、メーカー名は見当たらないことがあります。
表示しているのは、Amazonや楽天などのショッピングサイトばかりです。
そして、「ブランド名+会社」で調べると、表示されなければノーブランド品・・・つまり、粗悪品の可能性があるということです。
また、表示されたのはいいけれど、モバイルバッテリーだけではなく、衣料やアクセサリーなど、別の分野の商品も取り扱っている場合があります。
この会社は、メーカーではなく仕入れ会社ということですね。
何でも仕入れて販売している会社です。
そして、よくあるのは、OEMですね。
自分の会社のブランド名を入れた商品をどこかの会社で作らせているパターンです。
つまり、どこの会社が作った商品なのか分からない・・・これも粗悪品の可能性がありますね。
このように、まず、検索エンジンを使って調べることをおすすめします。
iPadの容量と同じ容量以上のモバイルバッテリーを買う
では、Ankerなど、名の知れたメーカー品を買えば間違いないということですが、次はあなたのiPadのバッテリー容量を知る必要があります。
つまり、iPadのモバイルバッテリーですが、バッテリーが空の状態で1回でフル充電出来なければ意味が無いですよね。
ということは、iPadのバッテリー容量と同じもの、そしてそれ以上のものを選びます。
例えば、私のiPadはiPad Pro10.5なので、バッテリー容量は8134mAhです。
8134mAhということは、最低8134mAh以上の容量が必要だということですね。
そこで、私は、10000mAhの容量のものを選びました。
これで、空になった状態からフル充電が可能だということです。
でも、もうひとつ知っておくことがあります。
それは充電ロスです。
充電するにはロスがある
iPadはモデルによって、バッテリー容量が違います。
iPad Air 3は2942mAhです。
そして、iPad Pro12.9は10307mAhあります。
このようにモデルによって、容量の違いがある・・・というよりも、画面が大きくなれば、バッテリーの消費は多くなると言うことですね。
なので、モバイルバッテリーは容量が大きいものをおすすめします。
そして、充電ロスが生じます。
これは、10000mAhの容量があっても、すべて、10000mAhがiPadに充電されないのです。
その理由は、iPadに充電するときに電圧が変換します。
その変換時に20%〜30%ぐらいロスしてしまうのです。
私が実際、Ankerのモバイルバッテリーを使って試した結果、iPadのバッテリー残量が15%の時にモバイルバッテリーに接続して充電した場合、94%の充電でモバイルバッテリー残量が無くなりました。
もちろん、iPadのバッテリーの状態にもよりますが、10000mAhの場合、約8000mAhぐらいしか充電出来ないということを覚えておく必要がありますね。
そこで、ノーブランド品などもロスが発生しますが、そのロスの数値に関しては違いがあるので注意が必要です。
酷いものは50%以下というものもあるそうです。
充電速度はアンペアとボルトの数値で決まる
充電速度は「2A / 5V」など電流と電圧によって決まります。
もちろん、数値が高いほど充電速度は速くなるということです、
ちなみに、私が買った、AnkerのPowerCore II 10000は・・
【Quick Charge入力】2A/5V
【PowerIQ 2.0入力】2A/9V
【PowerIQ 2.0出力】3A/5V、2A/9V、1.5A/12V
このように、私は入出力が速いということが購入した理由の1つです。
モバイルバッテリーの入力と出力
モバイルバッテリーは入力と出力があります。
入力はモバイルバッテリーへ電力供給をします。
そして、出力はモバイルバッテリーに供給された電力をiPadなどへバッテリー供給するものです。
つまり、iPadのバッテリーが切れかかった時にモバイルバッテリーが出番になりますが、その前にモバイルバッテリー自身に電力を満充電する必要があるということです。
そこで、入出力には容量・・・つまり、2A/5Vなどの値(数字)が表示されています。
この値は大きいほど充電時間をスピードアップすることができるのです。
要するに、値が大きければバッテリー充電が速いということですね。
モバイルバッテリーに電力を供給する値があり、モバイルバッテリーからiPadへ充電する値があるのです。
そこで、もう少し詳しく言うと・・・
2Aなどのアンペア(A)は電気が流れる量のことです。
これを、例えると、川の幅ですね。
川の幅が広ければ川の水は多く流れてゆきます。
また、川の幅が細いと、流れる水は限られてくるということですね。
川の幅は広い方が多く流れる・・・つまり、充電速度はアンペアの大きさで決まります。
そして、ボルト(V)は電気を押し出すチカラです。
これも、数値が大きければ、強く電気を押し出してくれるので、処理能力が高くなります。
AnkerのPowerCore II 10000はQuick ChargeとPowerIQに対応しています。
というと・・・
何なのそれ!
ということなので、次にQuick ChargeとPowerIQについて紹介しますね。
Quick Chargeとは
Quick Chargeとは、アメリカのQUALCOMMという会社が開発した高速充電の規格です。
これも、電圧(5V〜20V)を大きくさせることができるので速く充電できます。
PowerIQとは
PowerIQはAnkerが開発したもので、充電する機器に応じて最適な電気量を流して充電するという技術です。
これによって、ロスの無い最適な充電を行うことができるということです。
Anker PowerCore II 10000を選んだ4つの理由
私がAnkerのPowerCore II 10000に決めた理由は、下記4項目です。
1)充電時間が速い
2)メーカーの信用度が高い
3)コンパクトサイズ(重量と重さ)
4)バッテリーの8段階インジケーターは使いやすい
モバイルバッテリーを選ぶには、充電時間が速いこと・・
これは誰でも期待することだと思います。
粗悪なモバイルバッテリーを買うと、アンペアが小さいので、充電する時間が長くなります。
例えば、iPhoneに付いている、充電アダプターは1A/5Vです。
iPadに付いている充電アダプターは2.4A/5Vです。
この違いが充電速度に関係するということです。
ちなみに、1A/5VでiPad pro10.5を充電すると、7時間30分ぐらい掛かります。
そして、iPadに付属している充電アダプターでは、4時間30分ぐらいです。
この違いですね。
ちなみにiPhone8で4回充電出来ます。
このように、モバイルバッテリーを選ぶには大きなアンペアを搭載しているものを選ぶといいということになります。
そして、先程紹介した、PowerIQ やQuick Charge対応のものを選べば、さらに快適だということですね。
メーカーの信用度については、先程述べたようにノーブランド品とメーカー品の違いを参照して下さい。
PowerCore II 10000の重量と大きさ
モバイルバッテリーは持ち運ぶことが前提なので、重量と大きさが重要です。
いくら、性能が良い商品でも、毎日カバンに入れていると結構重い!
となると、ちょっと大変ですね。
PowerCore II 10000 |
|
重量 |
195g |
サイズ |
9.6 x 6.2 x 2.2 cm |
そこで、PowerCore II 10000の重量は195gです。
この重量だったら、まだ許せる範囲内だと思います。
モバイルバッテリーは充電電池を積んでいるので、ある程度の重さになります。
ちなみに、Ankerのモバイルバッテリー20100mAhだと、356gぐらいになります。
しかも、大きさも16.6 x 5.8 x 2.2 cmなのでカバンに占める割合が大きくなって重いですね。
なので、出来るだけ軽くてiPadのバッテリー容量に適したものを選ぶには、AnkerのPowerCore II 10000は、おすすめですね。
モバイルバッテリーなので、厚さはありますが、ナナコカードを並べてみると、あまり変わらない大きさですね。
PowerCore II 10000のインジケーターは点滅から点灯で充電状態を知らせてくれる
そして、私が決め手となったのは、バッテリーの8段階のインジケーター(LED ランプ)です。
このインジケーターはどれだけ充電したのか?
バッテリー残量を目で確認できるというものです。
iPadに充電している状態を8段階で示してくれます。
これが、4段階だったら、よりアバウトになります。例えば4段階の中間は2なのか?
それとも、3なのか?
どの状態で再充電すべきなのか?
判断するのに迷いますね。
8段階だったら、4の状態が中間です。その状態でiPadではなく、iPhoneやiPodをフル充電する目安がわかりますね。
8段階インジケーターの見方
8段階のインジケーターは、現在の充電状態を点滅や点灯で示してくれます。
これは、充電開始状態にインジケーターが点滅します。
そして、充電が進むと、点滅から点灯に変化します。
インジケーターが1つ点灯した場合は、12.5%充電が完了したことになります。
さらに、2つのインジケーターが点灯した場合は、25%充電完了したと言うことですね。
1つ点灯:12.5%
2つ点灯:25%
3つ点灯:37.5%
4つ点灯:50%
5つ点灯:62.5%
6つ点灯:75%
7つ点灯:87.5%
8つ点灯:100%(フル)
このように、点滅から点灯に変化することで充電状態を知ることができるのです。
もちろん、Out・・・iPadへの充電も同じです。
点滅(充電中)→ 点灯(充電完了)
では、次は私が実際に充電したので、どれだけの時間が掛かったのかをご覧下さい。
実際に充電時間を測ってみた
実際にiPadのバッテリー残量が15%時にAnker PowerCore II 10000で充電してみました。
バッテリー残量 |
費やした時間 |
充電増 |
15% |
スタート |
|
27% |
25分 |
12% |
36% |
16分 |
21% |
56% |
41分 |
41% |
75% |
1時間22分 |
60% |
83% |
1時間57分 |
68% |
94% |
2時間17分 |
79% |
これによると、バッテリー残量が15%のiPadを94%にするのに2時間17分掛かったということです。
今回のモバイルバッテリーは10000mAhの容量ですが、ロスがあるので94%止まりになりました。
この充電機能については、完璧ではありませんが、モバイルバッテリーとしては使える範囲内だと思います。
ちなみに、電気コンセントに付属の充電アダプターを挿して充電した場合はフル充電で4時間30分ぐらいです。
まとめ
今回は「iPadのモバイルバッテリーはAnkerをおすすめします、失敗しないために!」 というテーマでしたが、モバイルバッテリーを購入するには・・
1)Ankerなどメーカー品を選ぶ
2)PowerIQ やQuick Chargeなどの急速充電仕様を選ぶ
3)バッテリー残量を細かく示すインジケーターが付いているものを選ぶ
この3つを意識していれば購入して失敗することはありません。
機能やスタイル(形)で選ぶと粗悪品を掴むことになるので、注意が必要ですね。
私が買ったAnkerのPowerCore II 10000のお値段は下記をご覧になって下さいね。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。