Amazon Polly (アマゾンポリー)は文章をリアルな音声に変換するクラウドサービスです。
リアルな音声・・・?
これは、質がいい音声ですね。
もちろん、合成音声なので、少しばかり違和感がありますが、よくある、テキストの自動読み上げソフトやサービスと比べれば格段に質が良いです。
そして、Macに付いている自動読み上げスピーチがありますが、今現在では、Amazon Pollyにかなわないですね。
つまり、ほとんど、私たち人間がしゃべっているスピーチに違いということです。
それで、なぜ、Amazon Pollyが必要なの?
ということですが、文章を読むよりも音声で聞く方が何かと便利だということです。
例えば、通勤電車の中とか運転中など・・・
目を通しておかなければならない仕事の書類や、プレゼンとか・・・
そして、小説や参考書など、移動しているときに学習出来るので時短になりますね。
そして、ユーチューバーですね。
自分で喋らなくてもamazon pollyにナレーションしてもらうというのはどうでしょう。
ということで、今回はテキストを自動に読み上げてくれるAmazon Pollyを紹介しますね。
Amazon Pollyは、音声クオリティーが高い
ずっと前からクオリティーが高い音声読み上げソフトやアプリを探していました。
でも、手頃なものが無くて、数万円するソフトを買おうかと迷っていた時に、Amazon Pollyを見つけたのです。
よくある、音声読み上げソフトは、機械音バレバレなので、聞く気がしないのはもちろんですが、機械音は頭に入って来ないというか・・・理解しにくいですね。
ところが、さすがAIのチカラというかAmazon Pollyは違和感なく聞くことが出来ます。
といっても、完璧ではないですね。
たまに音読みと訓読みの間違いがあったりしますが、他のサービスやソフトと比べれば断然間違いは少ないです。
それから、読み上げの際の間ですね。
テキストをそのまま、ドラッグして聞いてみると、人間のような息継ぎというか間が無いのでちょっと違和感を感じます。
でも、Amazon PollyにはSSMLタグを入れれば、空白を入れたり、大きな声で強調したり、重要なコンテンツは、ゆっくりとスピーチすることが出来ます。
ただ、SSMLタグですが、ちょっと面倒くさい気がします。
では、実際にAmazon Pollyの声を聞いてくださいね。
Mizuki(女性)の音声
Takumi(男性)の音声
どうですか?
クオリティー高いスピーチだと思いませんか?
Amazon Pollyの日本語はMizuki(女性)とTakumi(男性)の2つの音声を選ぶことが出来ます。
読み上げだけだったら、プレーンテキストタブをクリックしてテキストをタイピングするか、別に用意していたテキストをドラッグドロップするだけです。
そして、「音声を聴く」ボタンをクリックするだけで、再生してくれます。
さらに、ダウンロードするには、ダウンロードMP3ボタンを押します。
ただ、タイトルと本文に間を開けたい場合は、SSMLタグ(<break time="1s"/>)を入れればいいですね。
今回の音声サンプルは極端(50%)にゆっくりとスピーチさせていますが、下記のページでは、いろんなSSMLタグを紹介しているので、ドラッグドロップして使えばいいだけです。
SSMLタグを使う
先程紹介した、タイトルから本文に入る場合、1秒停止タグを書き入れたり、読む速さを50%に設定している、SSMLタグの記入例です。
このように、Amazon PollyのSSMLタブをクリックして、SSMLタグを入れるといろいろやってくれます。
今回音声サンプルとして、下記にタグを記載しておきましたので、そのままコピペして試してくださいね。
アマゾンポリーは文章をリアルな音声に変換するクラウドサービスです。
<break time="1s"/>
そう、リアルな音声です。
そして、リアルな音声をゆっくり読んでみましょうか。
<prosody rate="50%">リアルな音声をゆっくり読んでいます、眠たくなった</prosody>
</speak>
Amazon Pollyの料金
Amazon Pollyの機能を紹介しましたが、次は、これって、いくらするの?
と気になると思います。
だって、あまりにも、クオリティーが高いので・・・
でも、ご安心ください。
Amazon Pollyは1年間無料で使えます。
そこで、下記Amazon Pollyの無料利用枠についてのQ&Aをコピーしました。
Q: Amazon Polly は AWS の無料利用枠で利用できますか?
A: はい。AWS 無料利用枠の一環として、Amazon Polly を無料で開始できます。サインアップしていただくと、Amazon Polly を初めて使用するお客様は、最初の 12 か月間は 1 か月あたり最大 500 万文字を無料で利用できます。
月に500万文字ということなので、よほどのマニアでない限り無料で使えると思います。
そして、500万文字をオーバーした場合はいくら?
ということですが、たいしたことありません。
超過後100 万字あたり 4.00 USDです。
ということなので、まずは、1年間無料で使い倒すことがいいと思います。
Amazon Pollyは商業利用は出来るの?
もちろん、Amazon Pollyを使ってYouTubeなどにアップするなど、商業利用はOKです。
あなたの文章はあなたが権限を所有することになります。
下記Q&Aをご覧ください。
Amazon Polly Q&Aより
Q: Amazon Polly で処理および保存されたコンテンツの所有権は誰が保持しますか?
A: お客様は常に自分のコンテンツの所有権を保持します。AWS では、お客様のコンテンツをお客様の同意なく使用することはありません。
これで、スッキリしたと思います。
それでは、Amazon Pollyを使う手順を紹介しますね。
Amazon Pollyの使い方(手順)は?
Amazon PollyはAWS(アマゾンウェブサービス)内に含まれている機能の1つなので、まず、AWSに登録する必要があります。
AWSに登録する
では、下記、アマゾンウェブサービス(AWS)をクリックして登録をしましょう。
右上の「無料サインアップ」をクリックします。
↓
そうすると、AWSアカウントの作成画面が表示されます。
表示された枠、メルアド、パスワード、パスワード確認、AWSアカウントを記入して、続行をクリックします。
↓
そして、次は連絡先情報をすべて記入します。
↓
それから、クレジットカード情報を記入します。
↓
そうすると、今度は本人確認ですが、テキストメッセージを書き入れる方法と音声通話、どちらか選択して記入します。
↓
認証コードは、電話の場合は音声で、テキストの場合は、ショートメールで知ららされます。
そして、知らせてきたコードを書き込んでコードの検証をクリックします。
↓
上記のような表示になると、本人確認が完了しました。
Amazon Pollyにログインする
では次に、いよいよ、Amazon Pollyに入ってゆきます。
下記アドレスをクリックします。
https://aws.amazon.com/jp/polly/
表示された、Amazon Pollyのトップサイトの右上にある、コンソールにサインをクリックですね。
↓
登録したIDを入れて次へをクリックします。
↓
そして、上記情報を入れてサインインします。
↓
そうすると、AWS マネジメントコンソール画面が表示されますので、サービスを検索する枠に「Amazon Polly」を入力ます。
↓
初めて入った場合は、Amazon Pollyのスタート画面が表示されますので、今すぐ始めるをクリックします。
↓
上記の画面が表示されれば、あとはテキストを入れるだけです。
下の「音声を聴く」をクリックすれば、再生されます。
以上で、Amazon Pollyを使う手順を紹介しましたが、とにかく、使ってみてクオリティーを判断してくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。