昨年8月にシリウスS-56Sを買って、もう1年以上経ってしまったということですが、ハーモニカの練習は、そこそこやっています。
と言っても、スタンダードジャズを目指すには、まだまだ遠い道のりですね。
そこで、新しいハーモニカを買ってしまいました。
それは、G-48Wです。
もちろん、鈴木楽器の製品ですが、シリウスを練習してゆくうちに、色々分かってきたのです。
ということで、今回はクロマチックハーモニカG-48Wのことをを紹介したいと思います。
G-48Gを買った理由
今年の8月にスズキG-48Gを買った理由は、2つあります。
それは・・・
1)クロス配列のハーモニカを試してみたい。
2)ウッドカバーの音色を確認したい。
この2点です。
最初に買ったシリウスS-56Sは、ショートストローク・・・
つまり、ストレート配列なのです。
そこで、ジャズハーモニカ奏者のほとんどはロングストローク(クロス配列)のハーモニカを使っています。
では、ストレート配列とクロス配列の違いって何なの?
それは、クロス配列のものを買って実際に吹いてみるしかないですね。
ストレート配列とクロス配列の違い
ストレート配列とクロス配列の違いですが・・・
ハーモニカのマウスピースの穴がストレート配列のものよりも大きさということです。
また、マウスピースからプレートまでの距離がクロス配列の方が広い(遠い)ように思います。
つまり、穴が大きいので、ボリュームが出て太い音が出るということです。
さらに、距離が広いということはベンドなど音の表現がしやすくなるような気がします。
これは、口の形や息の操作で音色を変えることがしやすくなるように思います。
ただ、プレートがクロスに配列しているので、スライドレバーの押し込みが深くなります。
よって、ストレート配列よりも、倍ぐらいスライドレバーを押し込む必要があります。
これが、長時間の練習をしていると疲れるのですね。
クロス配列とストレート配列の違いは、プレートの造りにあります。
クロス配列はスライドレバーを押すと、プレートの穴は左隣の穴に移動します。
一方、ストレート配列は、スライドレバーを押すと、プレートの上穴が塞がれて、下の穴が開かれるという仕組みです。
温かみのあるウッドカバー
G-48Wの「W」はウッドカバーを指しています。
ハーモニカのほとんどは、金属カバーですが、私がウッドカバーに興味を抱いたのはメローな音色です。
金属カバーは金属なので、リードの振動からの音を共鳴させます。
これが、キンキンと奏でる金属音に聞こえたりするのです。
私はここが、あまり好きじゃないのです。
昔の「Toots Thielemans」のアルバムを聴いていると金属音が気になりますね。
その点、ウッドカバーだったら、温かみのある音色が出るということです。
そういえば、12月に新発売するシリウスS-64CWですが、これもウッドカバーなんですね。
しかも、64ということは16穴なので、音域がもっとも広いので興味をそそられますね。
シリウスS-56SとG-48W
シリウスS-56SとG-48の違いは先ほど述べた以外に56=14穴と48=12穴の違いということです。
これは、音域が違うということですね。
G-48は低い音(左1番目の穴)が「ド」です。
一方、シリウスS-56Sの「ド」の位置は左から3番目の穴になります。
ということは、56はドの下に「シ」-「ラ#」-「ラ」-「ソ#」-「ソ」までの低音が出るスペックになっているのです。
まとめ
今回はクロマチックハーモニカをテーマにしました。
ハーモニカって、小さな楽器なのに演奏の仕方によって感情を入れることができる優れた楽器です。
もちろん、多くの練習を必要とします。
また、ピアノやギターとは違って目で見て音を確認することが出来ない楽器です。
すべて、口の感覚で音を出すということですが、ここが、この楽器の面白い点です。
毎日のように楽器を吹いていたら、ラジオから流れている曲をそのままハーモニカで合わすことが出来るようになります。
これは、耳で聴いたキーをそのまま、楽器で表現するということですが、次第に音の感覚が身についてくるということです。
これも、訓練を続けることですが、楽器が自分の一部分になるということだと思います。
今回はG-48Wというクロマチックハーモニカを紹介しましたが、何よりも自分に合った楽器を見つけるとスキルは上達しますね。
SUZUKI スズキ クロマチックハーモニカ グレゴアシリーズ 木製カバーモデル G-48W
SUZUKI スズキ クロマチックハーモニカ シリウスシリーズ 木製カバーモデル S-64CW ロングストローク
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