あの人は運がいい人だな・・・
うらやましい・・・
一方、あの人は運が悪い・・・
このようなこと思ったこと・・・
ありますよね。
そして、運といえば、宝くじが挙げられます。
宝くじに当たった!
それも、また、当たった?
そうです、当たりを2度、3度引いた、強運の方・・・
いますよね。
これって、どういうメカニズムで成り立っているのか?
今回は、運って何なの?
どうすれば、強運の持ち主になれるの?
そのメカニズムを紹介しますね。
今回の出どころは、脳科学者 中野 信子 著 科学がつきとめた「運のいい人」
からのネタです。
運は自分で掴むもの
まず、結論を言うと・・・
運は私たちがコントロールできるものなのです。
決して、生まれながら兼ね備えたものや、ラッキーな環境から生まれたものでは無いと言うことです。
つまり、運は誰にでも公平にやってきているんですね。
ただ、そのラッキーを感じるか、感じないのか?
また、そのラッキーを掴んで、行動に移せるのか?
これが不運な人と幸運な人との別れ道になります。
つまり、チャンスに気づくか?
気づかないか?
ですね・・・
では、何をすれば、チャンスに気づいて、チャンスを現実なものにするのか?
ということですが、それには・・・
1)自分を大切にする
2)他人とコミュニケーションを高める
3)目標に向かって継続し続ける
4)自分は運がいいと思い込む
この4つが運を味方につけるキーワードになります。
自分を大切にする
自分を大切にする → 他人も大切にする → 他人も大切にしてくれる → チャンスが訪れて運気が高まる
こういう図式が成り立っています。
まず、自分を大切にする、つまり、自己肯定ですね。
そして、自分を大切にする行動パターンを持つことです。
自分を大切にすれば、他人からも大切に扱ってもらえるのです。
その結果、私たちは、良い人間関係を築くことによって、運が引き寄せられてチャンスを得ることが出来るということです。
つまり、運をつかむことが可能になるのです。
そこで、自分を大切にすると言うことですが、割れ窓理論という心理学があります。
割れ窓理論
割れ窓理論とは、窓のガラスが1箇所割れたままにしておくと、2箇所に増え、そのうち次々と窓ガラスが割られてゆくという現象です。
つまり、ガラス窓の破損が風紀を乱してゆくと言うことになります。
そういえば、いつも渋滞する大きな交差点の脇には、ペットボトルやゴミが捨てられていますが、時間が経つに連れて、多くのポイ捨て現象が起こります。
もう一つ、路上駐車もそうですね。
1台路上駐車していると、次々と、駐車している車の後ろに駐車する・・・
これも割れ窓理論です。
粗末に扱うと、粗末の数が増える・・・その反面、大切に扱っていると、大切の輪が広がる。
これと同じように、対人関係でも言えるのです。
つまり、自分を大切にしていると、周りの人も大切に扱ってくれる。
と言うことです。
他人とコミュニケーションを高める
他人とコミュニケーションを高めることは、運気を上げることが出来ます。
これは、そういう仕組みが成り立っているということです。
他人と協力しあったり、また、ライバルと競争をすることによって、チャンスをつかむことができるからです。
つまり、幸運は人とのつながりからやってくるんです。
コミュニケーションを高めて、いい人間関係を持つことによって、自分には気がつかない情報を教えてくれたり、行動を促すやり方を示してくれたりするので、断然、その場でヤル気スイッチが入ると言うことです。
ひとりで、黙々と本を読んだり、ネットの情報を得たりしても、それを活かす方法が分からない・・・
また、行動に移すパワーの源が弱い・・・
さらに、モチベーションの継続ができないことが多々あります。
その結果、「そういうものなんだ」で終わってしまうのです。
結局、人間は他人とのコミュニケーションを保ちながら、ヒントを得ること・・・
そのヒントを現実のものにするパワーを得て上げてゆくことが必要なのです。
例えば、良いライバルが存在するからこそ、今の自分を築けたということを身をもって感じている人は多いと思います。
つまり、良い人間関係が成り立っていると大きなチャンスが生まれると言うことです。
このように、人との繋がりで運を引き寄せる・・・つまり、私たちは社会的な生きものなんですね。
そして、良いコミュニケーションから、脳を活性化させる働きが生まれるのです。
脳を活性化する
ここからは、脳の働きから得られる運について紹介しますね。
私たちの脳は、人とのコミュニケーションによって、脳内物質を活性化させるのです。
つまり、人とのつながりで楽しいことを感じたり、人と話すことでストレスを解消させたり、また、励ましやヒントを得ることで、ヤル気が起こるのです。
これらは、自分ひとりでは難しいですね。
そこで、人とのコミュニケーションで脳内物質は活性化しますが、それは、どう変化するかを紹介します。
4つの脳内物質の働き
人との繋がりで下記、4つの脳内物質が活性化します。
1)セロトニン、2)ドーパミン、3)エルドルフィン、4)オキシトシン
セロトニン
セロトニンは幸せホルモンと言われています。
その働きは、メンタルを安定させる、やる気を起こさせる、ストレス解消させるなどです。
軽い運動をしたり、日光を浴びたり、入浴、食事、そして、良い人間関係を持つことで分泌されます。
ドーパミン
ドーパミンはやる気ホルモンと呼ばれています。
やる気を出させたり、活力を増大させたり、動力源を増加させるなどです。
これは、ライバルと競う時、目標達成を願って努力するときに分泌されます。
エンドルフィン
エンドルフィンは脳内麻薬と言われています。
多幸感、恍惚感、脳機能修復、体の修復、ストレス解消などです。
激しい運動、心身のリラックス、心身の快感、性行為の快感などで分泌されます。
オキシトニン
オキシトニンは愛情ホルモンと言われています。
脳機能アップ、ストレス軽減、食欲抑制などです。
動物や人とのスキンシップ、愛情、慈しみなどで分泌されます。
このように、脳内物質の分泌を促して活性化させますが、これによって、脳機能の向上、メンタル力を強化、ストレス軽減などが運を引き寄せる効果となって現れるのです。
もちろん、人間関係が良くなればなるほど、4つの脳内物質の分泌は多くなります。
目標に向かって継続し続けること
宝くじで当てるテクニックで言うと、決してあきらめないことが当選する決め手となります。
もちろん、多く宝くじを買うことですが、よく当選する売り場のデータを分析したりして、多くの努力をしなければ当てることはできないのです。
たまにしか買わない、しかも宝くじ1枚では、確率的に不可能に近いと言うことです。
何でもそうですが、やり続けること、そして、工夫することが運を掴む可能性を高めると言うことです。
自分は運が良いと思いこむ
私たちは願いや思いの力の影響は強いものです。
願いがあるから、それに向かって努力したり、工夫したりするのです。
これは、アスリートを見ていると理解できます。
オリンピック選手になるために、幼い頃から練習の毎日・・・
それでも、運が悪いのか?
選考されなくて出場できないことは、ふつうにあります。
でも、それ以上に願いが大きければ実現できるのです。
そして、これらのアスリートは自分は運が良いと思っているのです。
私は勝てる、私は記録を残せる・・・
理由は運は良い方だから
ここですね。
そこで、運が悪いと思っていたら、勝てるはずなど無い、記録など残せないのです。
運が良いと思っている人と運が悪いと思っている人との違い
運が悪い人が失敗すると、運が悪いから失敗したと理由づけます。
一方、運が良い人は、失敗すると、「運が良いのに、なぜ、失敗したのか?」を考えて、改善策を見つけるのです。
この違いが運を引き寄せるのです。
私は運が良いほうだという自信があるから、それを行うにあたって「こういういいことが起こるんじゃないか」という期待感が、モチベーションを高めるのです。
よって、自分は運があるという思いが、運を高める作用をもたらすのです。
まとめ
運は私たち公平に降ってくるもので、運がいいのか?悪いのか?は
その人の考え方と行動パターンで得ることができるのです。
運のいい人は、ものごとを継続(挑戦)しつづけることと、運の掴み方を知っていて、それに向かっての行動を起こします。
運に関しての考え方、行動パターンについては、長い年月によって作り上げられているので習慣化されています。
そこで、自分だけではなく、多くの人とのつながりを持つことで、違った見方ができたりアイデアやヒントを得ることができるのです。
この段階で、脳内物質が活性化するので行動も起こしやすくなります。
つまり、トライすることが容易になり失敗するなどの考えは消え伏せてしまうのです。
ここを目指していただければ、強運の持ち主になるということです。
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