星みるみち

日々の出来事や感じたことなど、有益な情報をお伝えする雑記ブログです。

iReal Proの練習方法

iReal Proでギター練習

iReal Proってご存知ですか?

楽器や歌を練習している人だったら ご存知だと思いますが・・

 

そこで、分かりやすく言うと・・・iReal Proはカラオケなんですね。

そうです、伴奏が流れて、その、伴奏に合わせて歌を歌ったり楽器を演奏します。

 

そして、iReal Proは、iPhoneやiPad(IOS)、Android、Mac、Winが用意されています。

 

ただ、iReal Proは海外のものなので、ジャズやポップスなどのカラオケなんです。

でも、iReal Proはフォーラムがあって、そこには、サザンオールスターズやユーミンなどのコード譜が投稿されているようです。

 

これを利用する人はアドリブや曲のテーマ、フェイクを練習するためのアプリです。

ということで、今回はiReal Proの練習方法を紹介したいと思います。

 

ただし、iReal Proの操作についてですが、大まかな手順は紹介しますが、YouTubeで検索していただければ、多くの方が操作方法を紹介されていますので、それをご覧になっていただければと思います。

iReal Proを使う目的は?

ライブ演奏

楽器やヴォーカルを練習している・・・

そして、できればバンド活動をしたい・・・

路上ライブをしてみたい・・・

 

また、YouTubeで発表したい・・・

このような望みを押し進めてくれるのがiReal Proです。

 

そこで、分かりやすくギターの練習方法を例として紹介しますね。

まったくの素人の方がギターを習得するには、ギター教室に通うという方法がありますよね。

 

これは、教えてもらうということですが、独学でギターを上手く弾きたいとなると、今はYouTubeでググれば、ある程度学ぶことができます。

 

そして、ポップスやスタンダードジャズを弾きたい・・・

さらに、かっこいいアドリブをしたい・・・

 

これを叶えたいなら、いろんな練習方法があります。

例えば・・・

1.曲のキーのスケールを覚える。

2.コードトーンを拾ってアドリブフレーズを作る

3.コード分析してツーファイブフレーズ(Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ)を習得する。

 

そこで、曲のスケール(音階)やコードトーンなどの基礎練習はiReal Proではなく、musescore を使った方がいいと思います

 

なぜならば、musescoreはコード音だけではなく、音符入力が出来るからです。

但し、メロディー音とコード音、そして、メトロノームだけになります。

iReal Proのようなリアルな伴奏は簡単につけることは出来ません。

 

musescoreに関しては下記をご覧ください。

www.hoshimiru.com

 

そして、ある程度、曲を知ることができれば、次にiReal Proの出番です。

つまり、カラオケを流して実際に楽器を弾いてみるということです。

 

このカラオケ(マイナスワン)練習を重ねることで、より、曲とアドリブフレーズが馴染んでくるんですね。

 

もちろん、忘れてはならないことは、プロのかっこいいアドリブをコピーして、それを自分のものにすることです。

 

その結果、曲に慣れてくる・・・つまり、どんな状態でも弾けるという自信がついてくるんです。

そして、次の曲をマスターしてゆくということを繰り返すことによってメキメキと上達するということです。

ここを目指します。

 

では、次にiReal Proは具体的に何ができるのか?

を紹介しますね。

膨大な曲とスタイル

iReal Proの曲数とスタイル

iReal Proは最初に曲譜をダウンロードする必要があります。

ダウンロードは「フォーラム」をタップし「Jazz 1350 」とか、「pop400」などを選んでダウンロードします。

ジャズ:1350曲

ブラジル:150曲

ラテン:50曲

ブルース:50曲

ポップ:400曲

カントリー:50曲

(2021.4.15現在)

 

そして、スタイルは何ふうにするのか?

選ぶことが出来ます。

これも、たくさんありますね。

バラード:269 スタイル

ボサノバ:72 スタイル

ミディアムスイング:505 スタイル

ミディアムアップスイング:144 スタイル

アップテンポスイング:154 スタイル

ワルツ:91 スタイル

その他、アフロ、ファンク、ラテン、ロック・ポップ、サンバ、シャッフルなどが用意されています。

キーとテンポを変える

移調を設定する

キーを変えて(移調)演奏することは大切ですね。

 

「あいつC調だ!」と言われるのは、調子(チョウシ)をひっくり返してシーチョー・・・つまり、調子のいいお馬鹿さんという意味ですが、本当は、Cのキーしか演奏できないプレイヤーのこと・・・つまり、下手くそミュージシャンを指す言葉のようです。

 

なので、Cのキーだけではなく、オールキー(12キー)でアドリブができるに越したことは無いのですが、スタンダードだったら、まず最初に原曲のキーで演奏する練習をします。

  

そして、半音下げたり上げたり(トランス)できることが理想ですね。

それが出来れば、例えばバンドで演奏するときです。

 

メンバーのヴォーカルが自分の声の音域に合わないので、キーを下げてくれ・・・

または、キーを指定することがありますよね。

 

このようなときの対処法として、ある程度トランスができればと思います。

それから、管楽器はC調では無いので、キーを変えて練習します。

 

たとえば、アルトサックスはE♭の楽器なので、楽曲がCの曲だったら、Aになりますね。

これも、iReal Proの設定でタップすることでキーを変えることができます。

そして、曲の途中の小節で移調させることもできます。

テンポを下げて練習する

テンポを上下させる設定

次は、テンポですね。

これは、最初は曲に不慣れな場合は、テンポを落として練習します。

そして、曲に慣れてくると、テンポを速めに設定します。

 

そこで、iReal Proはコーラスごとに自動でテンポを上げる設定が可能なんです。

これは、たとえば、曲の1コーラス目は「♪=60」でスタートして、2コーラス目に「♪=75」に設定することができるのです。

 

これって、まさにトレーニングマシンですね

そして、テンポは最初に設置しますが、テンポ設定画面でタップを何度かすることによって、タップの間隔を読み込んでテンポを割り出してくれるんですね。

これらの機能は優れものです。

iReal Proは、どんな楽器にも対応可能

iReal Proのミキサー

iReal Proは、どんな楽器でもカラオケできるということですが、ヴォーカルや管楽器などはそのままのスタイルで使えますが、ピアノ、ドラム、ベースは最初からiReal Proに音源が入っています。

 

この状態で例えば、ベースを練習する場合は、iReal Proのベースの音源を消したいと思いますよね。

その場合はミキサー音量をゼロレベルにすれば良いだけです。

ドラムも同じですね。

 

ゼロレベルにすると、まったく音がでない状態になるので、思う存分練習することが出来るということです。 

もちろん、カウントインが入りますので、テンポを簡単に掴むことができます。 

必要なコーラスをループさせる

iReal Proのリピート機能

練習は、すればするほど上達します。

iReal Proもそうです。

 

最高、30コーラスまで設定可能なので、長くアドリブ練習ができるということです。

例えば、30コーラスアドリブして、それを録音します。

 

そして、再生して、自分が気にいったフレーズを採譜してフレーズノートを作ります。

そして、使うようにしておけば、アドリブの引き出しを多く持つことができます。

アドリブはどれだけ引き出しがあるのかによって技量が試されますね。

小節を繰り返して練習する 

繰り返しの範囲指定の手順

これは、部分的に練習をする方法です。

曲のブリッジとか、ツーファイブでトニックに戻るなど、曲の決め手の部分を何度も繰り返して練習することができます。

 

曲のコード進行には「パターン」があって、そのパターンごとにアドリブフレーズの練習をしておけば、あなたのお決まりのスタイルが出来上がるということです。

 

このことを、悪く言うと「手癖で演奏している」ということになりますが、この手癖こそ、オリジナルスタイルを確立する要素だと思っています。

 

そして、一気に曲全体を通して覚えるよりも、4小節、または8小節ごとのコードトーンの流れに沿ってアドリブフレーズを考えるのも上達に繋がりますね。

コードスケール機能

コードの和音とスケール表示

「これは面白い!」と思ったのは、コードスケール機能です。

これは、曲の流れに沿って楽器のポジションやアドリブスケールを表示してくれる機能です。

 

3種類のコード譜

例えば、ギターコードのポジションはこう押さえますとコード進行に沿って次々とポジショニングしてくれるのですね。

 

この機能は、まだ、コードを覚えていなくても、iReal Proの流れに沿ってポジショニングして行けばいいだけです。

 

さらに、コード和音とスケールも表示してくれるので、音を外さないアドリブが出来るということです。

自分でコードを入れて楽曲を作る 

ツーファイブの練習

オリジナル曲や練習する目的でのコードをiReal Proで作って練習することが出来ます。

そして、iReal Proには編集機能があるので、ダウンロードしたコード譜をアレンジしたり、まったく違った曲に作り変えることが出来ます。

 

また、空白の状態からコードを入れて楽曲を完成させることも出来ますね。

例えば、ツーファイブ(Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ)の練習をします。

key=C  :  D-7 G7 |Cmja7 |

key=B♭: C-7 F7 |B♭mja7

このようなコード譜を作れば、オールキーのツーファイブパターンを習得することが出来ます。

まとめ

今回は楽器や歌の練習で欠かせないiReal Proを紹介しました。

このiReal Proですが、私が買ったお値段は1720円(IOS版)でした。

https://apps.apple.com/jp/app/ireal-pro/id298206806

 

このお値段ですが、私はすごく安いと思っています。

というのは、以前、バンド・イン・ボックスというソフトを使っていたのですが、iReal Proのお値段は10分の1の価格なんですね。

 

もちろん、バンド・イン・ボックスは、iReal Proよりも、いろんなことが出来ます。

でも、楽器やヴォーカルの練習でカラオケとして使うとなると、簡単に伴奏してくれるiReal Proの方がいいですね。

 

そして、メトロノームに合わせて練習する方って多いと思いますが、バックの伴奏で演奏することとは全く違います。

 

というのは、バックのピアノのテンションノートがアドリブをひらめいたり、ドラムのビートが曲のノリを示してくれるのでバリエーションを持たせたアドリブが出来たりします。

 

つまり、バンド演奏に近い感覚になるので、演っていて楽しくなります。

もちろん、成長するスピードも速くなると思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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