テニスの試合はフィジカルとかメンタルとか、テクニックなど、「多くの技量を発揮出来なければ勝てないスポーツだ!」・・
このように、言われていますよね。
私は、テニスの試合を観ると、気持ちのリセットやモチベーションを高めることができるのです。
そこで、テニスというスポーツは、うまくゆかないことが普通にありますよね。
例えば・・・
- ファーストサーブが入らない・・・
- レシーブがロングになる・・・
- ネットに引っ掛けてしまう・・
などです。
一流選手は、子供のときからテニスアカデミーなど、テニスを習って多くの試合を重ねてきました。
それでいてうまくゆかない・・・つまり、調子が悪くなると負けてしまうのです。
もちろん、相手選手の実力に左右されます。
負のスパイラル
私が感じたのは、負のスパイラルに陥いることですね。
それは、昨日、テレビで全豪オープンの女子決勝、大坂なおみ選手とクビトバ選手の試合を観て感じたことです。
それは、不調が続くと負のスパイラルが続くということです。
つまり、不調が連鎖してしまうのです。
例えば、ファーストサーブが入らないという、不調を気にし過ぎると、次は取れるはずのボールも取れなくなるのです。
テニスの試合は最後まで観ないと分からないと言われていますが、そのとおりだと思います。
自分では勝てると思っていても、そう、うまくゆかないことがあります。
そこで、大坂選手が不調になると、ストロークに変化が現れます。
つまり、今までとは違った打ち方をしてしまうのですね。
大坂選手がボールを打つ後ろ姿を見るだけで、「このボールの打ち方だったら、ロングになって、アウトになるだろうな?」と感じるのです。
それは・・・
- 気が入っていない(集中力が低迷)・・・
- 打つタイミングが合わない
- 集中して、しっかりとボールを見ていない・・・
など、素人の私でも分ります。
これって、負のスパイラル状態に陥っているのです。
この、負のスパイラルについては、以前の記事でも紹介しているので、宜しかったら見てくださいね。
負のスパイラル状態はメンタルが弱いということだと思いますが、気持ちを切り返すテクニックを知っていれば、早く、もとの自分に戻すことができるのです。
このように思いますが、テニスの試合を観ていると・・・
「気分や気持ちによって勝敗を決めているんだな」と感じるのです。
リアルに体の重心移動や攻めるアイデアなど、すべて自分の気によって決まってしまうということです。
テクニックは身に備わったものなので、あまり、気とは無関係だと思いますが、そのテクニックをコントロールするメンタル面が低迷していると勝てないと言うことですね。
気が入ると病気もコントロールできる
気のことを、もう少し、広げて考えてみると・・・
「病は気から」と言うことわざがありますが、これは、気が病を引き起こしたり、気が病を完治させるということです。
そして、「心配は万病のもと」ということわざもありますが、これも同じような意味ですね。
(注:気とは気が強いのではなく、気が入る(メンタル面が強い)ことです。)
私はこれらのことわざは「本当にそのとおりだな」と思っています。
その一つは・・
アスリートは怪我や病気になっても、普通の人が回復する速さよりも格段に速く完治します。
よく、奇跡の復帰とか言われますが、まさにそのとおりですね。
それは、願いの強さですが、気が入っているので、怪我や病気を治してくれるのです。
たとえ、重病患者で助からないと医者から見放されていても、気が入っていると死から遠ざけることができるのです。
ガンで、2ヶ月の寿命だと宣告されていても、5年以上生き続けている人っていますよね。
これを見ると、人間って、気がもっとも重要だと思いませんか。
よって、私にとって、こういうことが、モチベーションを高めたり、気持ちのリセットを可能にしてくれるのです。
そして、私は、テニス観戦をしていると、人生を物語っているように思います。
つまり、人生の縮図のようで、常に願いとともに行動することで、かなりの確率で自分が思ったとおりの生き方ができるように感じます。
昨日の試合は大阪選手が軍配をあげました。
それは、彼女が今まで体で覚えた技量を維持していることと、負のスパイラルから脱出出来たことだと思います。
最後に、よけいなことですが・・・
昨日の試合を観た感想を辛口でいうと、大阪選手が負のスパイラルから脱出した値は約50%ぐらいかな?
と思っています。
これを逆に考えると、50%の気の持ち方だけで、全豪オープンを優勝しているのです。
凄いとしかいいようがありませんね。