前回は「耳コピのやり方はハヤえもんを使う!」という
「耳コピ」について紹介しました。
耳コピは音楽をマスターするプロセスに於いて、もっとも重要な練習方法です。
要するに耳コピは楽器を使いこなす「要」のようなものなんですね。
特に、楽器の演奏をうまくなりたい人にとって、耳コピは避けては通れないと言ってもいいと思います。
そこで、今回は、具体的にどのようなことをすれば、楽器をマスター出来るのか?
ここを掘り下げて行きたいと思います。
おそらく、今回の記事は誰も教えてくれない有益な情報だと思いますよ。
コピー元の音源を聴く
早速、どのようにするのか?
具体的に紹介しますね。
今回はギターのアドリブソロを例として進めて行きます。
では、まず、下記のサンプル音源をお聞きください。
このギターソロを耳コピして同じように弾けるようにしますが、これは、前回に紹介しましたので、実際の音を聴いてくださいね。
ハヤえもんで再生速度を50%にする
次は先程のギターソロをハヤえもんに入れて再生速度を50%にします。
そうすると、簡単にどのような音が使われているのかが、容易に分かります。
これを、あなたの楽器で音を探します。
ギターだったら、どのようにして弾いているのか?
音と運指を探し当てるということですね。
ハヤえもんの再生速度を50%で探しだした音を採譜する
この動画はどういう音を弾いているのか?
これだけを実際の譜面に記録してゆきます。
なので、フレージングのグリッサントやチョーキング、ため・ズレなど、度外視にしています。
まずは、音と譜面、そして、楽器で鳴らすということを覚えることですね。
また、不正確な音も何箇所かありますが、まずは、耳でフレージングを覚えるので、間違った音はその都度、修正して完璧なソロを目指します。
それから、耳コピした音を採譜しますが、採譜の目的は、何度も音を探すことで、楽器とフレージングの馴染みを感覚的に覚えることです。
これによって、楽譜を読むテクニックも上達します。
そこで、よくあるのは、アドリブは出来るけれど、楽譜は読めない天才ミュージシャンがいますよね。
これって、採譜しない・・・つまり、感覚に頼るということですね。
自分の感覚だけでフレージングするということは、コピーが身についているということですが、極めるまでは結構たいへんです。
それだったら、楽譜を読む力があれば、フレーズだけではなく、コードトーンやボイシングなど、多く気づくことがあるので、自分に偏ったソリストから脱却することが出来るという利点があります。
また、他のパートにもアイデアを伝えることが出来るので採譜は大切です。
譜面にするツールは「musescore」を使う
譜面にして記録するには「musescore」を使います。
上記はmusescoreのIOS版の紹介ですが、無料のPC版を使っていただければいいと思います。
それから、musescoreの音符入力などの使い方ですが、ここでは、紹介しきれないほど多くあります。
よって、You Tubeで「musescore」で検索していただければと思います。
まとめ
今回は楽器をマスターする手順として、具体的にどのようにすれば良いのか?
これについて紹介しました。
耳コピ → 採譜を繰り返して、フレーズを覚えることが楽器を使いこなす手順ですが、これをしないと決して楽器はうまくならないのです。
もちろん、クラシックのように譜面を完璧に読むことも楽器上達に繋がりますが、ジャズなど、自分の気持ちを楽器のフレージングで表現する(アドリブ)となると、自分の持ち味を作ることです。
その結果、自分の感情をフレーズで表現出来るということです。
つまり、言葉で伝えるよりも楽器で伝えるというリアルな表現方法です。
そこで、まずは、凄いプレーヤーのフレーズをパクって同じように演奏することが第一ステップです。
そして、このように、コピーを数多く繰り返していると、自分の持ち味が自然と現れるときが来るんですね。
ここを目指します。
これって、並々ならぬ努力が必要ですが、そんなの感じない・・・
いつも、楽器を触っているということがノーマルな状態・・・
楽器を弾いていないと気が落ち着けない・・・
など、楽器をマスターする条件として、ある意味で病的な人のみ勝ち取る権利が与えられるように思います。
あいつ、いつもギター弾いている変わった奴・・
このように言われる人だけが、楽器をマスター出来るということだと思うんですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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