何か目標を達成するには何がいちばん大切だと思いますか?
そりゃ、ヤル気でしょう・・・
モチベーションを高めることですね・・・
多くの人はこう答えますよね。
ところが、ヤル気やモチベーションでは、目標を達成することなど不可能なんです。
そこで、まず、目標を達成するには、やり続ける・・・つまり、習慣化する必要があります。
その、習慣化ですが、ヤル気やモチベーションでは不可能なんです。
理由は、ヤル気やモチベーションは、感情にもとずいたものだからです。
感情をずっと持ち続けることができれば、習慣化は出来ると思います。
でも、そんなことは出来ないのですね。
その理由は、感情は時間とともに鈍くなって消えてゆくものだからです。
あなたも経験していると思います。
「あの時は、凄くヤル気が湧いてきて、いざ、トライしたけれど・・・
2か月でやめてしまった。」
このように継続出来ないことは、私はふつうにあります。
ノリで何も考えないで勢いだけでトライする・・・
その結果、出来なかった・・・
では、どうすれば継続して、ものごとを続けることが出来るのか?
ということで、今回は「目標達成はヤル気ではなく習慣化する」というテーマで進めて行きますね。
やる気とモチベーションは感情、そのもの
まず、やる気とモチベーションですが厳密に言うと違います。
- ヤル気は行動を続ける気力
- モチベーションは行動前の動機づけ
だそうです。
いずれにしても、ヤル気やモチベーションは、気力や意気込みなので感情そのものです。
ということは、先ほど述べたように継続する・・・つまり、習慣化することは出来ないのです。
そこで、私たちはなぜ、習慣化するのが難しいのでしょう?
ここから考えて行きましょう。
習慣化は脳の扁桃核で決めている
何かに向かってずっと続けられる。
これって、凄いことですよね。
どうして、そんなに続けることができるのか?
それは、脳が判断しているからです。
私たちは嫌なことはしたくないと思いますよね。
その反面、楽しいことはずっと続けたいと思うし、実際、続けていますよね。
この、嫌=不快、楽しい=快の判断は脳の扁桃核という部分が決めているのです。
つまり、扁桃核は快楽になると接近反応を示します。
そして、不快になると回避反応をするのです。
なので、ヤル気など感情でコントロールできるものでは無いということですね。
そこで、習慣化するにはどうすれば良いのか?
楽しい(快)に変換する
先ほどの脳の扁桃核の習慣づけで決まるということは、「不快」 →「 快」に変えることが必要です。
つまり、「嫌なこと」を「楽しい」に変換するということですね。
そうすることで、楽しく目標達成に向かうことができるということです。
そこで、不快から快に変換するポイントを紹介します。
不快から快に変換する4つのポイント
目標を達成する・・・つまり、習慣化しなきゃと思えば、今から紹介する4つのポイントを実行してくださいね。
1)目標を言語化して明確にする。
2)ハードルを下げる
3)1日をスケジュール化する
4)仲間を作る
この4つを実行することで目標達成に向かうことができます。
目標を言語化して明確にする
〇〇がしたいと思ったら、言語化して明らかにします。
そこで、おすすめはマインドマップを使います。
マインドマップについては以前の記事(下記)をご覧にください。
この、言語化ですが、自分を再確認させることができる他、自分にとって最重要課題だと意識させることができます。
そうすることで、副産物を得ることができます。
副産物とは、例えば、目標達成の近道として、今まで考えもつかなかったヒントを得ることができたり、方向性を正すことができます。
ハードルを下げる
どんな目標でも、ハードルが高けば挫折します。
例えば、1日の読書を1冊という目標を立てたとします。
これって、継続は厳しいですよね。
そこで、1日、1ページとか10行だけ読む・・・
このように、ハードルを下げればどうでしょう?
簡単ですよね。
その結果、読書をすると快を感じるようになるんです。
そうすることによって、ある日は、無理なく1冊読んでしまった。
ということになるかも知れません。
でも、無理して明日も1冊ではなく、1ページに戻すことですね。
このように、ハードルを下げることによって、今までのプレッシャーから快を得ることができるのです。
ということは、当然、目標達成は近いということですね。
1日をスケジュール化する
毎日やることをスケジュール化します。
例えば、朝の散歩のあとは、読書の時間にするとか、ブログ記事を書くとかですね。
このスケジュール化は習慣化しやすくなります。
毎日のことなので、慣れてくるということです。
雨の日なので、散歩は出来ないけれど、時間がくれば自然と読書をしていたり、記事を書いていたりしています。
このように、習慣化はスケジュールを決めて実行を重ねることによって、慣れが生じるということです。
もし、時間になっても出来ない状況になったら、何か不自然な感じがしたり、少しイラついたりすることがありますね。
仲間を作る
仲間を作るということは、同じ目標に向かっている人とお友達になるということです。
それは、何でも話せる仲間であったり、ライバルでもある。
これが、刺激になるんですね。
習慣化が出来ても向上するには刺激が必要です。
そして、今まで続けてこれたのは仲間がいたから・・・・
こういう経験はあなたもあると思います。
仲間はお互いに励ましあったり、進捗状況を話すことによって、負けたくないというライバル心が生まれ、その結果、目標達成に向かうということです。
まとめ
今回は、目標達成は、ヤル気やモチベーションの力でトライするのではなく、習慣化を身につける方が成功しやすいという記事でした。
ヤル気やモチベーションでは、成功すると一喜一憂しますが、失敗したら、ヤル気を無くします。
そこで終わってしまうケースが多いですね。
もちろん、ヤル気がローギア・・・つまり、目標達成の道筋をつける役目をします。
そして、ヤル気パワーが習慣化へ導くスイッチをONにするということですね。
習慣化すると、失敗しても成功しても、その原因を分析して次に活かすことに労力を費やします。
ここが、感情が原動力になっているヤル気とは違うということですね。
習慣化するということは、自然と分析や解析する能力が身についてくるので、たとえ失敗しても、次につながるヒントやアイデアを得ることができるのです。
そこで、こんなデータを発見しました。
それは、行動の約45%は習慣によるものだということです。
考えてみれば、自分の人生は習慣によって作られていますよね。
昨日の習慣が今日の習慣なので、何も変わらない人生・・・
これは良いことなのか?
それとも、習慣を変えるべきなのか?
人、それぞれ、考えは違うと思います。
そしてもう一つ・・・
脳の扁桃核のことを考えて「不快」ではなく「快」に変換することですね。
これは、例えば、あなたが、スポーツジムに通うとします。
もちろん、体や精神を鍛える目的でスポーツジムに通うと思いますが、偶然、あなたの好みのインストラクターが親切に接してくれる・・・
そして、そのインストラクター目的でスポーツジムに通う・・・
これでも、「快」を得ることができるので正解です。
なんでも、「不快」ではなく「快」に変えることが出来れば、リタイヤしないで、ずっと続けることができるということです。
今回の記事は私にとっても再確認にもなり、気づくことがありました。
よって、何かのヒントになれば嬉しいです。
今回ヒントにさせた頂いた本は吉井雅之 著「習慣が10割」です。
ご興味がある方は下記をご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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